料金と請求

海外クレジットカードがなくても Claude Code を使う方法

Claude Code の公式サブスクリプションには外貨建てカードが必要で、ここで多くの人が諦めてしまいます。本記事では 4 つの現実的な選択肢について、費用・ハードル・リスクを並べて比較します。特に人民元での従量課金に焦点を当て、利用強度別のコスト概算も示します。

確認日 2026-10-26対象
Claude Code 2.xCodex CLI 0.154.0

先に結論

Claude Code はクライアントであり、それ自体は課金されません。課金されるのは背後にあるモデルです。したがって「Claude Code を使う」にはまったく異なる 2 つの道があります:

  • Anthropic のサービスを買う:サブスクリプションか API。外貨建てカードが必要。
  • クライアントを別の場所のモデルに向ける:クライアントは無料、モデルの利用量に対して人民元で支払う。

本記事で扱うのは 2 つ目と、1 つ目で避けて通れないハードルです。

4 つの選択肢の比較

選択肢ハードル費用構造向いている人
公式サブスクリプション(Pro / Max)外貨建てクレジットカード固定月額、利用量に上限利用量が安定していて、公式の全機能が要る
公式 API の従量課金外貨建てクレジットカード + 為替米ドル / 100 万 tokens利用量の変動が大きい
人民元の中継 + クライアント人民元でのチャージ、¥10 から人民元 / 100 万 tokens中国国内の開発者の大半
ローカルのオープンソースモデルを自前ホスト動かせる GPU が 1 枚電気代データを外部に出せない、遊休計算資源がある

外貨建てカードを持っていて、視覚入力や WebSearch に強く依存しているなら、公式サブスクリプションのほうが気楽です。それ以外の場合、3 つ目の選択肢のコストは通常 1 桁低くなります。

選択肢 3:人民元での従量課金

Step 1 · 登録してチャージ

アカウント残高は人民元建てで、最低 ¥10 からチャージできます。チャージには特典があり、¥200 で 3%、¥1000 で 8% が加算されます。まず少額で試し、動作を確認してから増額してください。

Step 2 · API Key を作成

ダッシュボードで ks- で始まる key を作成します。プロジェクトごとに分けて作り、1 プロジェクト 1 key にしておくと、問題が起きたときに個別に失効させられます。

Step 3 · Claude Code を設定

Shell · Claude Code
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://api.kimiseek.app"
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="ks-your-key"
export ANTHROPIC_MODEL="deepseek-v4-pro-0813"

claude

shell を開くたびに export するのが面倒なら、設定ファイルに書くこともできます:

JSON · ~/.claude/settings.json
{
  "env": {
    "ANTHROPIC_BASE_URL": "https://api.kimiseek.app",
    "ANTHROPIC_AUTH_TOKEN": "ks-your-key",
    "ANTHROPIC_MODEL": "deepseek-v4-pro-0813"
  }
}

Step 4 · 軽いタスクは安いモデルで回す

commit message の作成や typo 修正のようなタスクに、最も高いモデルを使う価値はありません:

Shell · Claude Code (cheaper model)
export ANTHROPIC_BASE_URL="https://api.kimiseek.app"
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN="ks-your-key"
export ANTHROPIC_MODEL="deepseek-v4.1-flash"

claude

コストの見積もり方

課金の計算式はとても素直です:

Billing formula
# All rates below are CNY per 1,000,000 tokens.
cost_cny = (
    (input_tokens - cached_input_tokens) * input_rate
    + cached_input_tokens * cached_input_rate
    + output_tokens * output_rate
) / 1_000_000

# Example: 1,000,000 uncached input tokens at CNY 4.5 / million,
# with no output tokens, cost CNY 4.5.

Claude Code の利用には特徴があります:入力が出力よりはるかに大きい。会話のたびに context を送り直すので、請求の大半は入力側です。キャッシュ入力の価格が入力の 10 分の 1 であることが重要な理由もここにあります。

DeepSeek V4 Pro の off-peak 単価(入力 ¥4.5、キャッシュ入力 ¥0.45、出力 ¥13.5、100 万 tokens あたり)で粗く見積もると:

利用強度1 日の入力1 日の出力off-peak の月額コスト
軽度(1 日 1〜2 時間)約 0.3M約 0.03M約 ¥40–60
中度(フルタイムの日常利用)約 1.5M約 0.15M約 ¥200–300
重度(長い context + 複数 agent)約 5M約 0.5M約 ¥650–900

deepseek-v4.1-flash(off-peak で入力 ¥1、出力 ¥4)に変えれば、中度の利用でも月数十元に抑えられます。

実際の請求額に影響する変数は 3 つ:

  1. peak と off-peak で 2 倍の差。peak の単価はちょうど off-peak の 2 倍で、バッチ処理を off-peak に回せば半分になります。
  2. キャッシュヒット率。ヒットするほど安くなりますが、ヒット率は上流が決めます。
  3. context の長さ。長い context でも単価は上がりませんが、リクエストのたびに全文を送り直すので、お金は入力の重複に消えます。

以上は概算であり、見積書ではありません。リアルタイムの価格は 料金ページ を参照してください。あそこはモデルカタログの設定を直接読んでおり、価格改定は同期されます。

請求書と法人対応

  • チャージも消費もダッシュボードで明細を確認でき、呼び出し記録ごとに突合できます。
  • 請求書や法人購入についてはサポートにお問い合わせください。手続きを確認し、少額で接続を検証してからまとめてチャージすることを勧めます。
  • チームで使う場合はプロジェクト単位で key を分けると、請求を key ごとに分解して見られます。

リスクの注意(この節はよく読んでください)

次の方法はコストを抑えられそうに見えて、実際の代償はより高くつきます:

  • アカウント共有 / サブスクリプションの相乗り:利用規約違反で、いつでも停止されます。しかもあなたのコードは他人のアカウントを通ります。
  • 第三者による代理チャージ:アカウントに見知らぬ人がログインでき、key が漏れたら請求はあなたに来ます。
  • 出所不明の共有 key:同上。いつ失効させられるかも判断できません。

正しいやり方は簡単です。自分のアカウント、自分の key で、実際の利用量に対して支払う。利用量が少なければ少額だけチャージすればよく、¥10 からという設定はそもそも試用のために用意されています。

対応バージョンと検証

  • Claude Code:2.x、Codex CLI:0.154.0(設定方法は Codex チュートリアル)
  • 検証日:2026-10-26
  • 価格の出典:モデルカタログ(¥/100 万 tokens、peak と off-peak の 2 段階)。チャージ特典の率はダッシュボードの表示が基準

よくある質問

¥10 で試用に足りますか?

足ります。安いモデルで設定を通し、tool call の連鎖を検証するだけなら、通常 ¥1 もかかりません。本当にお金を食うのは長い context のリファクタリングです。

従量課金で、ある日突然使いすぎになることはありませんか?

残高はプリペイド方式で、使い切れば止まるので未払いは発生しません。より安心したいなら、プロジェクトごとに key を分けてチャージ額を管理してください。

請求で入力が出力よりこんなに高いのはなぜですか?

agent は実行のたびに context を送り直すからです。100K の context の会話なら、出力が 500 tokens だけでも入力は 100K として計算されます。キャッシュ入力価格が入力の 10 分の 1 であることが重要になる理由もここにあります。

企業調達で請求書は発行できますか?

請求書が必要な場合は、サポートにお問い合わせください。発行条件、必要な情報、手続きを確認してから法人購入を進めてください。